電子機器のケーブルや配線を束ねるのはもちろん、雑貨を収納するのに用いたり持ち手に代用するなど結束バンドは日常生活の中で多様な使用法にて活用されています。結束バンドに最も多く用いられている素材にナイロン素材が挙げられ、その中でも特にナイロン66が採用されていることが非常に多いです。多くの製品にナイロンが用いられているのは、耐久性が高い上に柔軟性に富んでいる点です。引っぱり強度が高い素材であり、たとえ100円均一ショップで安価で購入できる製品であっても強度および柔軟性に優れています。
ナイロン66は、プラスチック産業で一般的に使用されるナイロン6よりも耐熱性および機械的な強度に優れた素材です。融点は265度前後で、比重は1.14となっておりプラスチックの中でも格別に強度面において高い評価を得ています。耐熱性・耐油性に加えて、摩擦耐性がある上に潤滑性も高いためスムーズな動作が求められる状況においても有利です。ガラス繊維によって強化することにより性質がなお向上するため、鍋の焦げを落とすスポンジやナイロンタワシにも使用されています。
この他自動車の部品や、電子機器のパーツに使用されることも多いです。デメリットとしては太陽光に含まれる紫外線によって劣化することであり、屋外で使用する上では耐紫外線の性能が拡張された原材料を混ぜ合わせた結束バンドを使用する必要があります。一般的にはナイロン66に対して、カーボンブラックを混ぜ合わせて耐候性を向上させた製品が適切です。結束バンドのナイロン66のことならこちら