配線ダクトは、照明器具を取り付ける装置のひとつで、多くの電線をまとめて安全に整理するための設備です。ライティングレールやダクトレールと呼ばれることもあります。主に天井に設置し、スポットライトやペンダントライトなどの照明器具を付けることが可能です。管状の形をしており、レール上のどこにでも照明器具を付けることができ、照明はひとつだけではなく複数の設置もできます。

取り付けられる照明器具の種類も多く、様々なものをインテリアに合わせて選べます。最近では、これまで一般的だった天井の中央に一つだけのライトを配置する方法ではなく、配線ダクトを使って複数の照明を設置する方法が人気となっています。配線ダクトを使用することで、立体的な照明効果のあるスタイリッシュな空間を演出できるようになります。配線ダクトには材質や色など様々な種類があり、使用する場所や照明器具により、最適なものを選ぶことがポイントです。

最も多く使われているのは天井直付け形で、取り付ける際の接続キャップは種類が豊富なので、自由な形に配列できます。直付け形とは違い、天井をすっきり見せる効果がある天井埋込形は、接続キャップの種類が少ないですが、よりおしゃれな室内になります。天井が高い場合はパイプハンガー形が最適で、照明の高さを低くすることができ、取り付ける高さを調節することも可能です。シーリングライトやローゼットと呼ばれる電気配線の接続部分に設置する、簡易取り付け形というタイプもあり、照明の重さに制限がありますがこちらもよく使われています。

配線ダクトの設置方法には、様々なバリエーションがありますが、電線を確保すればいろいろなものを取り付けられます。

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