配線ダクトというと、多くの方が家電の電気コードを外側から見えないようにする設備と思われることでしょう。1980年代以降は、我々の暮らしを支えるあらゆる生活用品が電気で動くものになりました。今では一つの部屋で10個以上の家電が備わっているのがごく当たり前となり、その数だけ電気コードもあるわけです。そのまま散らかった状態にしておくのは危険で、足を引っ掛けて転倒する場合もあります。

綺麗に片付けるのに役立つのが、配線ダクトといえるでしょう。配線ダクトには内部に電線が備わっているものが存在します。これは一般的に「電源供給式」というもので、壁の中に埋め込む隠ぺい工法タイプの配線ダクトで使われるものです。電線が備わってることで得られるメリットは、各家電にコンセントまでつなぐための延長タップを用意しなくていいということです。

一般的な外付け工法のダクトだと、収納することでコンセントまでの距離をタップで補わないといけません。せっかくダクトで綺麗な配線をしても、タップで台無しになることも少なくないわけです。しかし、内部に電線がある電源供給式であれば、いつでも電気を家電に送れる状態でいるため、別途タップを用意しなくてもいいということです。このダクトを設置するにはリフォーム会社等に依頼をしないといけず、施工費用は約50万円になります。

新築時や大掛かりなリノベーション時に設置を依頼するのが賢明といえるでしょう。

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