配線ダクトというと、一か所に固定をする設備だと思われることでしょう。一般家庭でもよく見受けられるようになりましたが、大半が壁や床面に取り付けているものです。または天井や壁の裏に備わったものもあり、家電製品を自在に動かせないというデメリットがありました。1990年代後半、大手家電メーカーから自在に可動をするのを可能にした配線ダクトが販売されました。

一般的にフレキシブルタイプと呼ばれる配線ダクトになっていて、360度自由に動かすことが可能です。このダクトは家庭向けに販売をなされたものではなく、おもに美容室・病院・工場といった業界向けの商品になっています。美容室の場合はドライヤーやパーマなどの機器を客席に移動させないといけないため、360度可動が可能なダクトの利便性は計り知れないでしょう。病院でも同様で、診察室等で使用する医療機器を自在に動かせることで効率が良くなります。

工場に至ってはレール式ダクトとなっているのが特徴で、電源供給も同時になされているものです。このレール式も自由に可動するダクトで、日本だけでなく中国やアメリカでも採用されています。自由に可動する配線ダクトは、しっかりと電気コードを収納しつつ各家電の移動も実現しているものです。今後はこの利便性がさらにクローズアップされることで、一般家庭のも普及していく見通しです。

配線ダクトの良さを再認識できる設備となっていき、使用する範囲も広がります。

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