多くの方が、結束バンドというアイテムをご存知でしょう。日本生まれの画期的なアイテムであり、今では世界各国でも使用されています。本来は電気工事の配線敷設に使用されるものですが、一度締めると決して緩まないという特性が人気を得て、今では一般家庭でも使用されるに至りました。この特性はトラッキングという凹凸が備わっているからであり、海外製品には凹凸はありません。

結束バンドはさまざまな現場で活用されていますが、そのなかでも建設業界では独自に進化を遂げた結束バンドが登場しています。その一つが「ランページ式」というもので、長さ50cm・幅20cmの大きなステンレス製のものです。ランページ式のバンドは主に、足場・建材の固定と安全帯の取り付けに使用されます。このバンドは既存の結束バンドとは異なり、使い捨てというわけではありません。

ランページ式はナットとボルトでバンドをしっかりと閉められ、スパナを使ってその締め具合を調整することが可能です。トラッキングだけでは耐久性が弱いため、それをサポートするためにナットでロックするというわけです。足場の固定の場合、総重量が何百キロとなる鉄骨と作業員を支えないといけないため、ランページ式が活躍することでしょう。建材の固定も同様で、安全帯であっても高所作業時にはしっかりと体重を任せられる支柱に取り付けないといけません。

この結束バンドは建設業界では非常に利用頻度の高いものです。

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