lanケーブルは丸い断面のケーブルが一般的です。最近ではフラットタイプなどさまざまな形状があります。その内部はノイズを最低限に抑えるためのいろいろな工夫がなされています。それはノイズが発生することで、誤信号や誤動作の原因となるからです。

lanケーブルの外側には被覆と呼ばれる樹脂がコーティングされています。この素材は電線がバラバラにならないように固定する役目と汚れや外的要因から守る働きがあります。あまり太いものや硬いものにすると屈曲性が失われて使いにくくなります。そのため柔らかい樹脂が使われるのが一般的です。

内部には複数の電線が入っています。2本が対になっていて、よってあるので組み合わせがわかるようになっています。このよるという行為が電線にとってとても重要です。電流は流れる時に電磁波を発生します。

その電磁波は他の電線のノイズとなり、トラブルの原因になることがあります。そのため電流の流れが相反するものをペアにしてよっておくと、電磁波の発生を抑えることができます。lanケーブルでもノイズに強いとされているのがシールド付きのタイプです。電線と被覆の間にアルミ箔などを巻いておくことで、外部からのノイズが内部に入り込むことをカットすることが可能です。

安全性が高まるメリットはありますが、金属でできているため、屈曲性を無視することとなり取り回しがしにくくなってしまいます。価格も少し高いので、多くの場所で使う時にはコストに負担がかかります。

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